Kindleギフト:購入手順と相手への送り方、受け取り方を詳しく解説
はじめに:Kindleギフトの基本
「誰かに本をプレゼントしたいけれど、物理的な本だと置き場所に困るかもしれない」「遠方に住む友人にすぐに本を贈りたい」──そうお考えの方に便利なのが、電子書籍のギフト機能です。特にKindleストアは多くの書籍を取り扱っており、ギフト機能も提供しています。
この記事では、AmazonのKindleストアで特定の一冊を電子書籍としてギフト購入し、相手に贈る方法から、贈られた側が受け取って読書を始めるまでの具体的なステップを詳しく解説します。Kindleギフトの利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Kindleギフトとは?ギフト券との違い
Kindleギフト機能を利用すると、Kindleストアで販売されている電子書籍の中から特定の一冊を選び、その本自体を直接相手に贈ることができます。贈られた方は、受け取り手続きを行うことで、その本を自身のKindleライブラリに追加して読むことが可能になります。
これと似たものに「Kindleギフト券」がありますが、これはAmazonギフト券の一種であり、金額を指定して贈るものです。贈られた方はそのギフト券を使って、Kindleストアだけでなく、Amazonの他の商品も含めて自由に購入することができます。
この記事では、特定の本をギフトとして贈る「Kindleギフト」に焦点を当てて解説します。
Kindleギフトの具体的な購入手順(贈る側)
Kindleストアで電子書籍をギフト購入する手順は以下の通りです。PCのウェブブラウザからの購入を例に説明します。
ステップ1:贈りたい本を選ぶ
Amazonのウェブサイトを開き、「Kindleストア」で贈りたい電子書籍を検索します。書籍の詳細ページを開いてください。
ステップ2:「ギフトとして贈る」を選択する
書籍の詳細ページにある購入オプションの中から、「Kindle版」の下にある「ギフトとして贈る」というボタンを探してクリックします。
※「1-Clickで今すぐ買う」や「カートに入れる」と間違えないように注意してください。また、一部の書籍(例えば、特定のシリーズのセット商品や、出版社の方針によるものなど)はギフト購入に対応していない場合があります。その場合は「ギフトとして贈る」ボタンが表示されません。
ステップ3:贈り先の情報を入力する
ギフトとして贈る相手のEメールアドレスを入力します。正確なメールアドレスを入力することが非常に重要です。
ステップ4:メッセージを入力する
贈る相手へメッセージを添えることができます。任意ですが、お祝いの言葉や感謝の気持ちなどを加えると、より心温まるギフトになります。メッセージはギフトを受け取る際に相手に表示されます。
ステップ5:注文を確定する
入力した内容(贈り先のメールアドレス、メッセージ)を確認し、支払い方法を選択します。表示されている金額がギフト購入の金額です。問題がなければ、注文を確定します。
これで、ギフト購入の手続きは完了です。指定したメールアドレス宛に、Amazonからギフトに関する通知メールが送信されます。
贈られた側の受け取り手順
Kindleギフトを受け取った側が行う手順は以下の通りです。
ステップ1:ギフト通知メールを確認する
贈られた方に、Amazonから「(贈り主の名前)様からKindle本のギフトが届きました」といった件名のメールが届きます。このメールを開いて内容を確認してください。
ステップ2:ギフトを受け取る手続きを行う
メール本文中に、ギフトを受け取るためのリンクが記載されています。「ギフトを受け取る」といったボタンやリンクをクリックしてください。Amazonのウェブサイトに移動します。
※この時点でAmazonアカウントをお持ちでない場合は、アカウント作成を求められることがあります。Kindle本を読むにはAmazonアカウントが必要です。
ステップ3:ギフトを確定し、ライブラリに追加する
Amazonのウェブサイト上で、贈られた本の情報が表示されます。「ギフトを受け取る」または「ライブラリに追加する」といったボタンが表示されているので、それをクリックしてギフトの受け取りを確定します。
ステップ4:デバイスでダウンロードして読書を開始する
ギフトの受け取りが完了すると、その本は自動的に受け取った方のKindleライブラリに追加されます。
- Kindleデバイスで読む場合: Kindleデバイスをインターネットに接続(Wi-Fiなど)すると、ライブラリに追加された本がデバイスに表示されます。表示されない場合は同期を試みてください。読みたい本を選択してダウンロードすれば読書を開始できます。
- Kindleアプリで読む場合: スマートフォンやタブレット、PCにKindleアプリをインストールし、ギフトを受け取ったAmazonアカウントでサインインします。アプリのライブラリに本が表示されるので、ダウンロードして読書を開始してください。
これにより、スムーズに贈られた電子書籍を楽しむことができます。
Kindleギフトに関する注意点
Kindleギフトを利用する上で、いくつか知っておきたい注意点があります。
- 贈れる本/贈れない本: 基本的にはKindleストアで販売されているほとんどの電子書籍をギフトにできますが、前述の通り一部対象外の書籍も存在します。ギフトとして贈りたい本が決まったら、購入画面で「ギフトとして贈る」オプションが表示されるか必ず確認してください。
- ギフトのキャンセル・返金: 一度ギフトとして購入し、相手にギフト通知が送信された後、原則としてキャンセルや返金はできません。ただし、贈られた側がギフトを受け取らずに(ギフト通知メールのリンクをクリックせずに)一定期間が経過した場合、贈り主に対してAmazonギフト券として返金されるケースがあります。この期間はAmazonの規定により変動する可能性があります。
- 相手がすでに同じ本を持っている場合: 贈られた側がすでに同じ本をKindleライブラリに持っている場合でも、ギフトを受け取る手続きは可能です。ただし、ライブラリに同じ本が二重に登録されるわけではなく、代わりにAmazonギフト券として受け取るオプションを選択できる場合があります。この場合、贈られた側がギフトかギフト券かを選ぶことになります。
- ギフトの有効期限: 贈られたギフトには有効期限が設定されている場合があります。有効期限内に受け取り手続きが行われない場合、ギフトは無効となり、一定期間後に贈り主にAmazonギフト券として返金されることがあります。
よくある疑問
Q: 贈ったギフトが相手に届いているか確認できますか? A: Amazonの注文履歴でギフト注文が完了していることは確認できますが、相手がギフト通知メールを開封したか、またはギフトを受け取る手続きを完了したかといった詳細な状況を贈り主が直接確認する機能は提供されていません。相手に直接確認していただくのが確実です。
Q: 複数の人に同じ本をまとめてギフトできますか? A: Kindleギフトは、基本的に一回の購入手続きで一人の方に一冊を贈る形式となります。複数の人に贈る場合は、人数分のギフト購入手続きを個別に行う必要があります。
Q: 贈った相手がAmazonアカウントを持っていません。大丈夫ですか? A: Kindle本を読むためにはAmazonアカウントが必須です。ギフトを受け取る際にアカウント作成を促されるため、アカウントがなくてもギフトを贈ることは可能ですが、相手にアカウント作成の手間が発生することをあらかじめ伝えておくと親切かもしれません。
まとめ
Kindleギフトは、大切な人に特定の一冊の電子書籍を手軽に贈ることができる便利な機能です。購入手順は簡単で、相手への通知も自動で行われます。贈られた側も、メールからスムーズに受け取り手続きを進め、お持ちのKindleデバイスやアプリで読書を始めることができます。
この記事で解説した手順や注意点を参考に、ぜひKindleギフトを活用して、読書の喜びを共有してみてください。