電子書籍ギフトを受け取ったら?複数のデバイスで読むための準備と方法
電子書籍のギフトを受け取られた後、すぐに読書を始めたいとお考えのことでしょう。スマートフォンやタブレット、パソコンなど、普段お使いの様々なデバイスで快適に電子書籍を読むためには、いくつかの準備と手順が必要です。この記事では、ギフトされた電子書籍を複数のデバイスで読むための基本的な考え方から、主要な電子書籍ストアでの具体的な方法までを詳しく解説いたします。
この記事でわかること
- ギフトされた電子書籍を複数のデバイスで読むための共通の手順
- 主要な電子書籍ストア(Kindle、Kobo、hontoなど)におけるデバイスでの読書方法
- 読書の進捗状況を異なるデバイス間で同期させる方法
- より快適に電子書籍を読むためのヒント
電子書籍を読むためのデバイスとアプリの基本
電子書籍を読むためには、スマートフォンやタブレット、パソコン、専用の電子書籍リーダーといったデバイスが必要です。そして、これらのデバイス上で、ギフトを受け取った電子書籍を購入または利用しているストアが提供する専用の「読書アプリ」または「ブラウザサービス」を使用します。
ギフトされた電子書籍を読むためには、まずギフトを受け取ったアカウント(通常、ギフトが送られてきたメールアドレスに紐づくアカウント)で、利用したいデバイスにストアの読書アプリをインストールし、ログインする必要があります。
複数のデバイスで同じ電子書籍を読む場合も、基本的には同じアカウントでログインすることで、購入した本(ギフトされた本も含む)の情報が同期され、どのデバイスからでもアクセスできるようになります。
主要ストアでの読書方法とデバイス連携
ここでは、代表的な電子書籍ストアでの、複数のデバイスを使った読書方法について解説します。ストアによって利用できるアプリやサービスの種類が異なります。
Kindleの場合
Amazonが提供するKindleストアの電子書籍は、以下の方法で読むことができます。
- スマートフォン・タブレット: iOSまたはAndroid向けの「Kindleアプリ」をインストールして利用します。
- パソコン: WindowsまたはMac向けの「Kindleアプリ」をインストールするか、Webブラウザでアクセスする「Kindle Cloud Reader」を利用します。
- Kindle端末: Kindle PaperwhiteやKindle Oasisなどの専用端末で読みます。
ギフトを受け取ったAmazonアカウントで、これらのアプリまたはサービスにログインすることで、ギフトされた電子書籍がライブラリに表示され、ダウンロードして読むことができるようになります。読書の進捗(どこまで読んだか、つけたマーカーやメモなど)は、通常インターネット接続があれば自動的に同期されますので、異なるデバイスで開き直しても続きから読むことが可能です。
Koboの場合
楽天Koboの電子書籍は、主に以下の方法で読むことができます。
- スマートフォン・タブレット: iOSまたはAndroid向けの「Koboアプリ」をインストールして利用します。
- パソコン: WindowsまたはMac向けの「Koboアプリ」をインストールして利用します。
- Kobo端末: Kobo AuraやKobo Claraなどの専用端末で読みます。
ギフトを受け取った楽天アカウント(またはKoboアカウント)で、各アプリや端末にログインすることで、ギフトされた電子書籍にアクセスできます。Kindleと同様に、読書の進捗はデバイス間で同期される仕組みがあります。
hontoの場合
DNPグループが運営するhontoストアの電子書籍は、以下の方法で読むことができます。
- スマートフォン・タブレット: iOSまたはAndroid向けの「hontoアプリ」をインストールして利用します。
- パソコン: Windows向けの「hontoビューアアプリ」(ダウンロードが必要)を利用するか、Webブラウザでアクセスする「ブラウザビューア」を利用します。(Macでのアプリ提供は終了している場合がありますので、最新の情報をご確認ください。)
- honto電子書籍リーダー: 専用端末で読みます。(現在、新しい端末の販売は終了しています。)
honto会員登録時に利用したアカウントでログインすることで、購入(ギフト受け取りも含む)した電子書籍を読むことができます。hontoもデバイス間での読書状況の同期機能を提供しています。
複数のデバイスで読むための設定とヒント
- 同一アカウントでのログイン: これが最も重要です。ギフトされた電子書籍は、ギフトが送られた特定のアカウントに紐づいています。異なるデバイスで読むためには、必ず同じアカウントでログインしてください。
- 読書データの同期: 多くのストアでは、インターネットに接続されていれば読書の進捗が自動的に同期されます。異なるデバイスに切り替える前に、直前まで読んでいたデバイスがインターネットに接続されているか確認すると、スムーズに続きから読めることが多いです。同期がうまくいかない場合は、アプリやデバイスを再起動してみるのも有効です。
- ダウンロード容量: 電子書籍はデバイスのストレージ容量を使用します。たくさんの本をダウンロードすると、容量を圧迫する可能性があります。読み終わった本はデバイスから削除することも可能です(クラウド上のライブラリからは削除されません)。
- オフライン読書: ダウンロード済みの電子書籍は、インターネットに接続されていないオフラインの状態でも読むことができます。旅行中など、インターネット環境がない場所での読書に便利です。
まとめ
電子書籍のギフトを受け取られたら、お好みの様々なデバイスで手軽に読書を始めることができます。基本的には、ギフトを受け取ったアカウントで各デバイスにストアの読書アプリをインストールしてログインするだけで、同期機能によりどのデバイスからでも続きを楽しむことが可能です。
もし、特定のストアのアカウントをお持ちでない場合は、ギフトを受け取る際にアカウント作成が必要となります。また、ストアによっては利用できるデバイスやアプリの種類が異なりますので、公式サイトなどで詳細をご確認いただくことをお勧めいたします。
この記事の情報が、ギフトされた電子書籍をより快適にお楽しみいただくための一助となれば幸いです。